ロードバイクを売却した

60万ほどしたロードバイクを売却した。ホイールやらなんやらを含めると80万くらいになるだろうか。オークションを使ったのだが、特に別れを惜しむこともなくどこか遠くの次のオーナーの元に旅立っていった。

速くなりたいと週末になれば走りに行き、ロングライドが多かったが全国様々なレースに出た。思えば始めた2年めくらいが一番成績がよかった気がする。精神的な緊張感があったのだ。

数人の仲間といつもどのレースに出場するか計画を立てていた。しかしいつの間にがレースをしに行くのか地方遠征を称して飲みに行っているのか分からなくなってしまった。二日酔いでDNS(Did not Start)に終わったこともあった。一種の疎外のようなものだろうか。

昔から長続きする趣味がない。カンタンに言えば熱しやすく冷めやすいということなのだろうが、なにかに継続的に興味を持つことの難しさを何度も感じる。どちらかというと「何かをジブンのモノにする」という過程に楽しみを覚えるのかもしれない。ある程度わかってしまうと、そこで終わりなのだ。

ともあれ、移動用のロードバイクはもう一台あるので、ゆるゆると乗っていこうと思う。熱は冷めたが、キライになったり飽きたわけではない。